同星同盟な世界

自分は本当に地球人だろうか…

そんな疑問がふと浮かぶ。

この世に存在している以上、地球に生まれている。

そしてヒトという種族を分ける最も大きい範囲は「国」である。

ある時から縄張りや国境という概念が生まれ、それぞれの人種が存在する。

争いが起こる大元は、地球という土地を「区切る」ことで発生しているのかもしれない…

 

タワー

現代はグローバルな方向で世界が動いている。

「ヒト」「モノ」「カネ」のボーダレス化。

国内だけでなく、世界と繋がる。

全てのヒトにチャンスがあり、開かれた市場でビジネスを展開できる。

一部の富裕層が生まれればその富が徐々に滴り落ち、末端までその恩恵が拡がってゆく。

まるでシャンパンタワーの如く。

だが、数十年経っても、下のグラスには一滴たりとも流れては来ないのである。

誰かがシャンパンの供給量を制限したか、或いは、タワーの上層階のみでそれが飲み続けられているのだろうか。

この流れにより、支配と搾取という構造が徐々に明らかになってきた。

僕たち一般人は何も知らず、のほほんと生きている。

ある意味知らなかった方が幸せなのかもしれない。

あまりにもその仕組みの巨大さにほとんどの人達が気づけない。

地域、職場、社会、国、世界。

生きる視点を徐々に上昇させれば、見える景色が変わってくる。

世界の全てを変えることは出来ないかもしれないが、知ることは出来る。

そしてこの世界に、妙な違和感を覚える。

地球人が創る世界って…

 

スター

ヒトは、何故ピラミッドを建設したのか。

これだけ文明や知能が発達しても、未だその本当の理由は解明されていない。

この建造物は、一体何を伝えているのか。

ここから人類が読み解いたのは、支配的構造かもしれない。

下にある大量のブロックが上にある少数のブロックを支える。

どんなヒトよりも自分は高い場所に…

そんなことを読み解いたのだろうか。

王と民。

ここからこの流れが人類のベースになり、発展を遂げてきたのかもしれない。

そして今、その流れが大きく変わろうとしている。

勝者による歴史や事件の改ざんや封殺、政治における裏金や圧力など、だんだんと炙り出されてきていることからもそれを感じる。

自分の地位や立場、財産を守るためには何をしても許されるのだろうか。

そんな怒りにも似たエネルギーが、この世界に流れ始めている。

誰かを踏み台にし、自分は少しでも高い地位に行く。

そんな考えが当たり前の世界が創る未来は、どんな空気だろうか。

互いに存在を認め合ったうえでもう一度創り直さなければ、もうこの世界は持たないかもしれない。

全ての人はどの国に生れようが、同じ地球人である。

それを先ず認めたうえで、それぞれの国や人種の多様性を表現してゆく。

僕たち日本人は、自分の国の事を本当に理解しているだろうか。

伝統や文化、神話を含む自国の歴史を語れるだろうか。

僕がここ数年で気づいた世界は、鞣し、陶芸、能楽である。

それぞれのジャンルを掘り進めていくと、日本人の心や表現、階級制度や時の権力など、歴史として紡がれていることが分かる。

この伝統として紡がれてきた一つ一つの世界を、自分の中でどのように織り上げてゆくか。

きっとまた新たな糸が追加され、彩りを増すことだだろう…

地球由来とは違う、別の星から旅立ってきた魂たち。

そんな不思議なミッションを持った彼らとの繋がりが、新たな価値を創造する。

この愛と支配が巧みに混ざり合った世界で、僕たちは彷徨う。

いつか同じ星の魂を持ったヒトたちを盟友と呼べる日まで、僕は流離さすらう…

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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