【上善如水】水に学ぶ至高のスタイル

 

”最善の生き方は水にあり”

この言葉は、道教の祖と言われた老子が説いています。

老子曰く、水は3つの要素を持っています。

では水が持つ究極スリースタイルとは!?

一つずつ解説していきます。

 

〔謙虚さ〕

地球上全ての生きとし生けるものにとって水というものは無くてはならない偉大な存在である。にも関わらず水は常に上から下へと流れていく。人もこれと同じで、偉大な人物ほど腰が低いものです。正に「実るほど頭を垂れる稲穂かな」そのもの。

僕自身、20代は人材派遣のアルバイトをして生活していました。お陰様で色んな仕事や、人に出会うことができ、人格形成の基盤になりました。その日限りの仕事がほとんどなので、中にはとことん偉そうに指示を出す人たちも。でもその人たちのおかげで「謙虚さ」の重要性が響きました。究極の謙虚さをマスターするには、まず、心に余裕を持つことが大切ですね。

 

〔柔軟性〕

水はどんな形や大きさでも、自らの姿を変化させ適応する。コップ、ペットボトル、バスタブ、水たまり、ホース、雫、川など、何の抵抗もなく軽やかに流れ、そこに存在する。人の好みにかかわらず、どんな相手にも柔軟に対応すべし。と老子は言っているのでしょうが、これが最も難しい。だからこそ挑み甲斐があるのです。

数か月前に日本酒を口にする機会があり、「お酒は飲まない!」と決めていたが興味本位で飲んでみると、スッと体に浸透した。今まで頑なに拒んでいたものが、意外にもあっさりと馴染んでしまう。”お酒”という形に変化した水の柔軟さで、凝り固まっていた考えもほぐされた気がする。もし老子が隣に居れば「あまりそう固くならず、もっと気楽に生きなされ。」そう言いながら、笑顔で酒を注いでくれてるかもしれません。

 

〔エネルギー〕

水は神秘のエネルギーを持っている。緑の野原に流れる小川のせせらぎや浜辺に打ち寄せる波の音のように人を癒すこともできれば、滝や大雨などで固い大地を削り、地形を変化させている。これは自分自身の中に“優しさ”と”厳しさ”という両極端の感情を持ち、それをコントロール出来る人間になるべしと。

これのポイントは、優しさベースの人が不意に厳しさをみせたときに「この人って実はキレやすいのかも‥」とか、厳しさベースの人が不意に優しさをみせたときに「なんか裏がありそう‥」になるのか、「いざという時に頼りになる」「相手を思うがゆえの行動だったのか」になるのかは、皆さんの日々の言動によるでしょう。相反する要素を融合させ、そのエネルギーを自分のためでなく、周りの人を笑顔にするために解き放って下さい。きっと数十倍、数百倍になって帰ってきますよ。

集約

  1. 老若男女全ての人に偉ぶらず、心に余裕を持ち、謙虚に接すること。
  2. どんな相手やモノに対しても柔軟に対応し、その環境に適応すること。
  3. 自分の中の”PEACE(安らぎ)”と”POWER(権力)”を人々の”HAPPY(幸せ)”のために用いること。

 

今回の記事は以上になります。

【上善如水】水に学ぶ至高のスタイル が皆さんの魅力の向上に貢献できれば幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

 

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