魅力向上委員会 shun です。
今回のテーマは、
恋愛が上手くいかない理由は愛情の注ぎ過ぎが原因?解決策は中国の英知に在り
世の中、いろんな場所や時の中で恋が生まれ、流れ去って行きます。
そしてお互いが受け止められる恋愛だけが生き残ります。
ではどうすれば恋愛やパートナー関係を良好に保ち続ける事が出来るのか、その答えになるヒントが中国古典の中にありました。
その中の1つを僕なりの恋愛訳で紐解いてお伝えしていきたいと思います。
欹器は満つるを以って覆る
こちらは菜根譚に書かれた一説で、
「欹器は満つるを以って覆る」
と読みます。
欹器というのは不思議な壺で、始めは傾いているが、水を注いでいくと真っ直ぐになり、安定してくる。しかし、ある一定の量を越えると壺は再び傾きはじめ、水がこぼれてしまう。
これを恋愛訳にしてみます。
”互いに引かれ合い、求め合えば心は満たされていく。しかし、愛情を注げば注ぐほどどちらかが受け止めきれなくなり、遂には溢れてしまう”
恋愛の最初の頃は、相手の事が知りたくて24時間ずっと好きな人の事を考えてしまいます。こうなるのは自然なことなので問題はないのですが、この状態がいつまでも続いてしまうと、愛情の重心がどちらかに傾きはじめ、最終的には破局を迎えることになってしまう可能性があります。
愛情を注ぐことは素晴らしいことなのですが、相手の器を見極めながら与えることが大切です。こちらは2ℓの愛情を注げるのに、相手が500㎖の器なら確実に溢れてしまいますよね。あなたの愛情の方が多ければ、配分を考え、相手が望む分量を与えてあげましょう。
愛情の需要と供給
世の中で販売されている飲み物や飲食店などのドリンクは、必ず入れ物より少なく入っているはずです。カフェでコーヒーを注文し、手渡されたカップに今にもこぼれそうなほど入っているでしょうか?ペットボトルの水を開けたとき、すれすれまで満たされていることはないはずです。
ではなぜ、そこに空間を持たせるのか。
それは提供する側の「思いやり」ではないでしょうか。
例えば、あなたの家に大切な人やお客様が来た時に、コーヒーやお茶などを出しますよね。その時、相手に気に入られたいからと言ってカップに溢れんばかりに注いでお出ししますか?逆にあなたがその状態で飲み物を提供されたらどう感じますか?
「こんなにサービスしてくれるなんて、素敵な人だ。」
と思いますか?普通ならこうは思わないはずです。器いっぱいならこぼれてやけどする可能性もあります。ペットボトルの空間もキャップを開けるときに、本体にも握る力がかかるので開けた瞬間の噴きこぼれを防ぐことにもなります。
相手が望んでいるからといって、あなたのすべてを与えない方が、結果として安定した状態を保つことができるでしょう。
「頼りにされている」のか「甘えている」のか。
この差を慎重に見極めてくださいね。
そしてそれが本物の需要だと判断できたとき、無限に湧き出る愛を供給しましょう。
集約
- 愛情の分量を調整し、配分を考える
- 社会にはひっそりと思いやりが溶け込んでいる
- 二人の間に空間を持たせる事が真の安定に繋がる
今回の記事は以上になります。
恋愛が上手くいかない理由は愛情の注ぎ過ぎが原因?解決策は中国の英知に在り が皆さんの魅力の向上に貢献できれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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