魅力向上委員会 shun です。
今回のテーマは、
アイデアが浮かぶ瞬間は、生活の中にある三つの場所(三上)
皆さんはどういった場所や時間によく閃きますか?
ビジネスのアイデアや恋人や家族へのサプライズ、地域や自国の発展のプロジェクトなど、基本的には「どうすれば現状を打破し、より良い未来を手にする(提供する)ことができるか…」と考えた結果、閃きが起こるはずです。
そして中国・北宋時代の欧陽脩という学者が”三上”においては、”アイデア(文章)が閃きやすい場所”と遺しています。
その”三上”と言われる三つの場所とは…
馬上
まずは、馬上。
昔は移動手段として、馬に乗ることが当たり前でした。広大な中国の大地を移動するのには馬がとても重宝されたはずです。隣国の都市や街に向かう時には長時間、馬に揺られることでしょう。そんなときにすることと言えば”考えること”。そしてそんな状態の方が何かいいアイデアが浮かびやすいのかもしれません。
では現代における「馬上」とは…
電車
僕は電車で移動することが多いので、よく乗っている人たちを観察しています。老若男女関わらず、”ファッション” ”表情” ”行動”の三点をチェックしています。
まずは、着ているもので職種や役職、どこで誰と会うのか。顔の表情から仕事やプライベートの満足度。そして何をして過ごすのか、これをいつも意識しながら電車に乗ります。こういうアンテナをいつも張っておくと、ふとしたことで「ほぉ~」と思うことがあります。
「売り上げを伸ばす画期的な方法はないか…」
「今度の記念日のディナーはどこがいいか…」
など、電車に乗っている人たちから閃きをもらえる可能性もあります。
そして電車の中でオススメなのは、スマホの電子書籍ではなく、”本”を読んでみてください。なぜかとても集中して読めますし、知的な人物であることをアピールできます。スマホではどんな知的な記事を読んでいたとしても、周りから見ればみんな同じに見えますからね。
ドライブ
皆さんもドライブデートの経験、あると思います。流れる景色と軽快なミュージックが二人の特別な空間を彩ってくれます。”特に行き先は決めずとりあえず○○の方へ行ってみよう。”そうして車を走らせていくうちに、不思議とあそこも寄ってみよう。とか、実は行きたいところがあったのを思い出した。みたいなこともあるはずです。
車は”動くプライベートルーム”でもあります。高速で過ぎ去っていく景色を共有することで意識の一体感が生まれ、スムーズに願望を言い合える状態が二人の距離を縮めてくれることでしょう。
厠上
続いては、厠上。
厠とは、トイレの事を指します。
個室の空間で唯一出来ることは、自分と向き合うこと。仕事や日常から解放される安らぎの一時。それが、”トイレ” と ”お風呂”です。
トイレ
トイレは用を足すところ。ではそれ以外では何をして過ごせばよいのか。体にとって不純物を排出すれば、あとは自分にとって必要なものを取り入れるしかありません。それは、本を読んだり、自分自身との対話で心に新鮮な思考を得ること。
僕は、〈ナポレオン・ヒルの成功哲学〉に書かれている約30項目をトイレのドアに張り付け、いつも目に付くようにしています。
“どんなことを引き受けても、完全に自信と責任を持ってそれを行うことができる”
“何があっても心は幸せで豊かなので、貧しく惨めになどなりようがない”
などなど、自分が大切にしたい考えや目標などを張り付け、いつも心と身体をデトックスしましょう。
お風呂
僕が最もよくアイデアを閃いたり、文章を紡いだりする場所はお風呂(シャワー)です。
何か余分なものが洗い流され、新たな思考の波が打ち寄せてくるような感じがいつもします。
水は飲んで取り入れるだけでなく、それに触れることによっても人の心や脳にもいい影響を与えるみたいですね。
枕上
最後は、枕上です。
字の如く、”枕の上”ですから、寝る前だったり起きてすぐの状態の方がよく閃きやすいようです。
人間の脳には「顕在意識」と「潜在意識」があります。眠っているときにも活動している潜在意識を上手く引き出すことが出来れば、あなたの中に本当の意味で眠っている才能を呼び起こせるかもしれません。
学生を対象にしたある実験では、テストの日の前日まで眠らずに勉強した生徒より、きっちり睡眠をとった生徒の方が成績が良かったという結果があります。これはどういうことかというと、脳に次々と新しい情報を与えても、それを処理する時間が必要なのです。あなたは毎日毎日新しい服を買っても、それをクローゼットにしまうことをしなければ、どんどん物だけが増えていき気に入った洋服もいざという時に埋もれてしまって探せなくなります。
たくさん頭を使った日にはゆっくりと睡眠をとり、要らない情報はふるい落とし、大切な情報だけをキープしてくれる脳をいたわりましょう。きっとあなたはあなたに必要なものだけ、そっと残しておいてくれるはずです。
集約
- 電車では本を読み、知的度をアピールする
- ドライブ中のヒラメキがトキメキに変わる
- 不要なものは排出し、高純度の言葉を取り入れる
- 水に身を任せ、思考の海で宝さがし
- 脳は理想の自分へ導く最善のヒントを保管している
今回の記事は以上になります。
閃きというものは意外な瞬間に訪れるものですが、これを書きながら一つの共通点を見つけました。
電車やドライブでは”景色”…
トイレやシャワーでは”水”…
睡眠中では”記憶”…
全てに共通するのは、”流れる”こと。
高速に流れる景色の中で、見えるもの。身体を清める為に流れる水が、残すもの。潜在意識に眠る記憶で、輝くもの。
閃きやアイデアは宇宙から降ってくるのではなく、自らの大地で自然に育った宝石なのではないでしょうか。さまざまな環境の変化のなかで、あなたの閃きという名の宝石は埃にまみれ、泥で固められた上に、記憶の闇へと漂流させられています。閃きはいつも自分の中にあり、それをいつも磨き続いていれば、心の輝きは永遠に保たれることでしょう。
あなたの”煌めく閃き”は、どの流れの中にありますか?
あなたの”輝くアイデア”で、笑顔にしたい人は誰ですか?
アイデアが浮かぶ瞬間は、生活の中にある三つの場所(三上)が皆さんの魅力の向上に貢献できれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
☆今日も貴方は素敵です☆