魅力向上委員会 shun です。
今回のテーマは『ブレイシーズ』。
ブレイシーズ…? 余り聞き慣れない言葉ですが、この呼び名を知っているか知らないかで男としての品格を備えているかを判断されるかもしれません。(少しおおげさかも…)
その正体は、こちら。
サスペンダー suspenders
“ブレイシーズ” = “サスペンダー”
ほとんどの人はこっちのほうが間違いなくイメージ出来るでしょう。
それは サスペンダー がアメリカ英語で、ブレイシーズ はイギリス英語だということ。
イギリスで発祥した紳士のスタイルがアメリカへ渡り、独自のファッションスタイルへ変化し、それが日本に伝わったのでどうしてもアメカジの要素が色濃く出てしまうのですが、本来はイギリスのジェントルマンスタイルがルーツ。
僕自身、2、30代は独自のファッションスタイルだったが、サスペンダーをする = ベルトが届かない人、いわゆる『ダサいヤツ』という印象で、流石にそれを身に付ける気には全くならなかった。だがしかし、40代に近づくにつれメンズファッションの神髄に触れていくと、モノの見え方が180度違って見えてくる。特にこの ブレイシーズ はその最たるものかもしれません。
では、なぜベルトではなく、ブレイシーズなのか…
洗練 stylish
彼ら(英国紳士)が追及するのは、如何に洗練されたスタイルを表現出来るか。
- パンツ(イギリスではトラウザーズ)にベルトをすると、バックルやベルト本体の厚みでジレ(ベスト)が浮いてしまい、トータルのバランスが崩れてしまうのを避けるため。
- 上から吊り下げるかたちになるので、トラウザーズ本来の美しいシルエットで履くことが出来る。
ここまでディテールに拘るからこそ、英国スタイルが世の男性を魅了し続けている所以なのかもしれません。
ただ、今の流れ的にはブレイシーズは、ファッションアイテムとしてのポジションを少しずつ確立してきている気がします。
チラ見せの妙技
ファッションディレクターの干場義雅氏曰く、「ブレイシーズは男のガーターベルト」
僕はこの言葉に妙に納得してしまい、「ではネクタイのディンプルは男が作る谷間か…」などと、エレガントに解釈しております(笑)。
ジャケットの内側に潜む魅惑の一筋が、女性のロマンスを掻き立てる奇策になることもあるかもしれません。
女性に比べて男性はセクシャルに表現出来る魅せ方がかなり限定されているので、この戦法を有効に使える大人の男性を目指し、女性を時めかせる良質な紳士が一人でも多く居れば世の中が更に輝きを増すことでしょう。
集約
- サスペンダーはアメリカ(カジュアル)、ブレイシーズはイギリス(フォーマル)
- ディテールに拘ることが、美=バランスへとつながる
- 泰然と惹き付ける瞬間を極める
ここ最近はクラシック回帰の波が来ているので、”吊りバン…” ではなく、”ブレイシーズ” を纏ってみてはいかがでしょうか。
今回の記事は以上になります。
洗練された大人のエレガントはブレイシーズに宿る が皆さんの魅力の向上に貢献できれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうごさいます。
☆今日も貴方は素敵です☆