魅力向上委員会 shun です。
今回のテーマは
松阪牛のおいしさの秘密と和牛の祖
この間、人生で初めて松阪牛を食べる機会が訪れました。僕は食に関してはあまり興味がある方ではないのですが、これを食べた時の思いを残しておこうと思い、今回の記事にする事にしました。松阪牛を食べることでいろんな事が知りたくなり、和牛のルーツまで調べていくと、そこには奇跡の物語もありました。
松阪牛を食す
松阪にある老舗「牛銀」http://www.gyugin-honten.co.jp/
僕は個人的にすき焼きが好きではありません。醤油と砂糖で味付けされたものが昔からあまりおいしいとは感じなかったので、昆布だしと白醤油の「汐ちり」を。コースは〔梅・松・橘〕と三段階あり、容量は同じだが肉の部位によって値段の差があります。今回は真ん中の松・肩ロースを注文しました。
仲居さんが付いてくれ、すべて肉、野菜を焼いてくれます。そして出来上がった肉を一口食べた瞬間、うまみが全身を駆け巡る。
ミスター味っ子の味皇の如く、口から七色の光が飛び出るかと…
肉⇒野菜、そしてもう一周、肉⇒野菜とうまみを引き継ぎやってくる。
そしてラストにいただくのが「牛脂」。これは正直当たり外れがあるらしく、今回の牛脂は「大当たり」だと仲居さんがおっしゃいました。
口に含み舌に乗せると、優しくとろけ始め、再び味皇が…
そしてふとこう思った。
なぜ、松阪牛はこれほどうまいのか。
それは、松阪に来て900日以上をかけて育て上げ、食欲を増進させるためにビールを飲ませたり、焼酎でマッサージしたりと、各農家の方の愛情がこれほどの牛肉を作りあげているということ。
因みに松阪牛の読み方は「まつさかうし」「まつさかぎゅう」が正解で、「まつざか」や「坂」は誤りみたいなので、気を付けましょう。
日本が世界に誇る三大和牛の一つ、松阪牛について調べていたところ、全ての和牛は在る牛の血を受け継いでることが分かりました。
和牛の祖 但馬牛「田尻」号
日本の三大和牛と言えば
- 神戸牛
- 近江牛
- 松阪牛
と言われていますが、米沢牛や前沢牛も入るとか入らないとか…
そしてこの全ての牛には、在る牛の血統が入っています。
それが兵庫の「但馬牛」
ユダヤ教・イスラム教・キリスト教の唯一の神「ヤハウェ」みたいな存在ですね。
この「ヤハウェ」と日本には繋がりがあるらしく・・・
とこのままこの話を続けると、かなり永くなりそうなのでまた別の機会に致します。
明治時代に肉を食べる文化が広まったことにより外国種との交配も行われ、品質の低下に繋がってしまい、但馬牛もその影響を受けてしまった。良質な肉を復活させるには純血の但馬牛が必要だったが、ほとんどの牛はすでに雑種交配により血統が薄れていた。
しかし、兵庫県香美町の山間深くにある集落に奇跡的に純血の但馬牛が4頭だけ生き残っているのを発見する。そしてこの但馬牛から「田尻」号が生まれ、現在黒毛和牛のメス牛の99.9%がその血を受け継いでいる。
日本各地の和牛の祖はこの但馬の「田尻」号といっても過言ではないでしょう。
時代に翻弄されることなく、連綿と受け継がれていく味と心。
これが日本の魂であり、誇りでもある。そう感じました。
集約
- おいしいお肉は空間と人により、さらにうま味が増してゆく
- 純血のドラマが人間を豊かにしてくれている
美味しいものを食べると、人は笑顔になり、心が豊かになります。
最高に気の合う人たちと極上の時間を…
今回の記事は以上になります。
松阪牛のおいしさの秘密と和牛の祖 が皆さんの魅力の向上に貢献できれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
☆今日も貴方は素敵です☆