5つの新大陸

空白の三年間

この、〖魅力向上委員会〗というブログを三年間放置していた。

それは必然だったかもしれない。

その間に得た情報や学び、人との出会いが自分の世界を創ることに大きく影響しているだろう。

現時点で僕、一丞しゅんが気づき、これからもその「世界」を探求しようとする5つのテーマを挙げていく。

 

【政治】

この世界は、40代になってからやっとその重要性に気づいた。

政治家、官僚、行政、選挙、税、政党、保守、革新、グローバル、利権…

この世界はどのような思惑で構成され、人々はそれと共にどのように関わればいいのか。

複雑に絡み合った政権争いや権力による巧みな支配構造。

若い時から自分とは決して混じり合わない世界。

だが、人生、どこかのタイミングで接点が生まれる。

「この世の違和感はここから生み出されているのか…」

そんな風に感じ、政治に絡む世界の構造を理解すべく、今も学びを続けている。

全ては変えられないかもしれないが、無知で操りやすい国民と思われるのは癪に障る。

人生の全ては政治ではないが、完全に無視はできない。

流れを読み、有権者としての権利を行使する。

今の僕が出来るのはそれくらいだろう…

 

【経済】

これは政治とも大きく関連している。

政治を学べば、自ずと経済についても理解が深まってくる。

経済は「経世済民」の略語であるという。

これは、”世をおさめ、民をすくう”という意味だそうだ。

皆、これによって救われているだろうか。

日本は失われた30年と言われ、ずっと経済は成長していない。

これは、何故だろうか。

日本人がどれだけ頭が良くても、働き者でもこれは絶対に解けない問題なのだろうか。

お金は現物からデータになった。

金本位制から信用創造によりマネーの概念が変わった。

国家、企業、民間。

お金とは一体何なのか。

人が生み出したただのツールにしか過ぎないモノに、世界は振り回され続けている。

お金とは、天使なのか、悪魔なのか。

それは使う人間次第で何物にも変容する、欲の化身とも呼べるだろう。

 

【芸術】

僕は現在、姫路で鞣された革(レザー)を使い、アート的な作品を主に作っている。

レザーは、鞄や財布など、身に着けるアイテムがほとんどである。

だが、一個人がそれ等を制作したところで、低価格・大量生産の流れに勝てるはずはない。

そんな思いを少なからず抱えていた。

「どうすればもっと姫路のレザーを知ってもらえるだろうか…」

そんなことをパートナーといつも話していた。

そして、ある時、陶芸をしている夫妻に出会った。

陶芸は「製品」と「作品」に分かれている。

製品=大量生産

作品=一点物

レザーには”クラフト”と呼ばれる「製品」がほとんどだと気付く。

レザークラフトには図面があり、それに従い製作してゆく。

レッドオーシャンからブルーオーシャンへ。

レザーで「作品」と呼ばれる一点物を創る。

そこから、僕の世界を、”レザーを通して表現する”という流れが出来た。

そこで初めて〔アート〕という世界を知りたくなった。

陶器、絵画、彫刻など、あらゆる芸術作品や作家を知ることになった。

僕にとってのレザーアートとは、自己表現の手段としてかなり有効な存在である。

一丞しゅんによる、レザーを用いた作品群。 機能や用途は考えず、ただ思うが儘に形作る。 革でしか表現できない世界を創造する… それこそが”Romance(冒険)”

 

【小説・詩】

このブログでも、時々小説や詩のようなものも書いていた。

ではなぜ改めて文章を書こうと思ったのか。

これもまた話せば長くなるのでここでは流れだけにしておく。

イラストレーターの友人と何気なく話している時に、これは生まれた。

〔スリーエレメント〕

3つのランダムに選ばれた言葉(エレメント)を、Wordで31行の中に納まるように小説や詩の形式で書く。

全く関連のない言葉を組み合わせて、一つの物語とする。

僕が読んできた本のジャンルに、小説や詩は少ない。

では何故それを書けたのか。

自分でも考えたが、答えは「ワカラナイ」、謎である。

物語を書くために何かを学んだ覚えはない。

自分の中のイメージをパズルのように組み合わせてゆく。

それが物語として形を成してゆく。

そんな小さな喜びを求め、時々文章を紡いでみるのです。

3つのエレメント(単語)をランダムにチョイスし、Word1ページ31行(300~700文字前後)に収まるよう『詩』や『小説』形式で綴っています。 魅力向上委員会    

 

【日本人】

僕は日本で生まれた日本人である。

それを本当の意味で認識できるまで、今まで時間がかかった。

日本の歴史。

その根源は一体どこにあるのか。

僕たち日本人が、日本の事を最も知らない。

そんなことに気づく。

政治・経済を学ぶだけでは、この日本の現状は理解できない。

僕たちは何を教えられ、何を教えられなかったのか。

この”教えられなかった”のは何故なのか。

そんな封殺された日本の歴史を知りたい。

そこに本来僕たちが受け継いだ、日本人としての誇りが刻まれているのではないだろうか。

仕掛けられた戦争に負けたが、その後、経済において途轍もないエネルギーを発揮した。

僕は思うのです。

日本民族は、地球上、最も優れた民族である。

だからその他の民族から妬まれ、潰されたのだと。

和を持って人々が豊かに暮らしていたのは、日本だけだということを知った。

支配という概念を持たない唯一無二の民族。

その血が流れる僕たち日本人は、何故こんな世界に巻き込まれているのか。

歴史という「縦」の軸を自分の中に落とし込めば、どんなチカラにも左右されない。

天と地を結ぶ中心に自分がいる。

そこから和という「横」の広がりで価値を紡いでゆく。

そんな日本人に、僕はなりたい…

 

未発見

僕が改めて発見した世界を5つ挙げてみました。

書き始めると止まらなくなりそうなので、制御が難しい。

今後の人生でも、予想出来ないことがきっと訪れるだろう。

ヒトの未来は、誰にも予測できない。

数年前、自分がこの5つのテーマに興味が出るなど、その兆しすら感じなかった。

だが、自分はどんな人生を歩みたいか。

それを求め、彷徨えば、自ずと導かれてゆく。

未だ発見出来ない自分の未来に向かい、一歩ずつ進む。

きっと本当の宝(世界)は自分の中に在るはずだ…

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

今日も貴方は素敵です☆