魅力向上委員会 shun です。
今回は『菜根譚』の幾つかを抜粋して“恋愛訳”にしてみます。
根菜の様によく噛みしめて
《菜根(根菜)は繊維が多く、堅いがじっくり噛みしめて取り込むと、しっかり自分のものになる》
というところからこの名前が付けられています。
ではその中から3つ、ご紹介致します。
絶妙な距離感
花は半開を看、酒は微酔に飲む。
「花を愛でる時は五分咲き位で楽しみ、酒はほろ酔い位でちょうど良い」
といった感じになりますが、恋愛訳にしてみると、
“お互いの時間を尊重し、全てを知ろうとしないこと”
恋愛の醍醐味は、なんといっても“妄想”ですよね。
好きな相手とは24時間365日一緒に居たいと思うでしょうが現実的になかなかそうはいきません。二人で居れる時間は限りがあります。だからこそ、今この瞬間を楽しもうとします。
デートが終わり、それぞれの家路に着き、またお互いの生活リズムに戻っていく。
今相手がどこで何をしてるか全てを知ってしまえばロマンスは間違いなく薄れます。
男女間に新鮮さが無くなれば二人の未来は枯れ始め、嫉妬という芽が育ち始める。
素敵な男女ほど互いの距離感は絶妙です。
馬に乗る騎手は必ず手綱にゆとりを持っています。張りすぎるとお互い息苦しくなり、魅力が半減してしまいます。
二人が輝く空間をお互い意識し、居心地のいい“間”を見いだしましょう。
素材を活かす
徳は才の主、才は徳の奴なり。
「人徳があるから才能が生きる。才能があるから人として素晴らしいとは限らない」
これを恋愛訳にすると、
“人間的魅力があるから見た目や色気が活きる。容姿が整っているから人として信頼出来るとは限らない”
見た目がいい人は、その“才能”だけで生きていきます。それでも不自由なく恋愛出来るので、中身を磨く事が二の次になってしまいます。
甘美な見た目や誘惑のセリフで相手を引き寄せただけでは、真の愛に辿り着くのは困難でしょう。
お互いの人間性を磨く事が恋愛を長続きさせる重要な要素です。
人格=素材 容姿=調味料
素材を引き立てるスパイスに惑わされず、自然の流れで育った大人的な旨味を堪能しましょう。
Feeling × Chance
伏すこと久しき者は、飛ぶこと必ず高し。
「信念を持ち、ひたむきに過ごしていれば、解き放たれた時、高く舞い上がる。」
この一説を改めて読み直し、恋愛訳にしてみると、フランス新大統領マクロン氏と妻ブリジットのストーリーとリンクした。
“運命の相手がどんな境遇であれ、想いを貫き成就したとき、真の愛に包まれる。”
二人の出会いは、マクロンが中学生(15)、ブリジットが教師(40)。
彼女は結婚しており、マクロンと同じ年の娘がいた。彼にとって彼女は正に“ソウルメイト”なのでしょう。17歳の時に”一緒になる!”と決め、後に彼女は離婚をし、その後12年の歳月を経て、マクロン29歳、ブリジット54歳でゴールイン。
10年後の現在、彼は39歳でフランス大統領、彼女は64歳でファーストレディーに。
目の前の壁が高ければ高いほど、乗り越えた時の達成感は二人の絆を更に強くしていきます。
…僕とパートナーの境遇にも少し似ていてチョット驚きました。(首相になることではなく、あくまで恋愛のおはなしです。)
皆さんが運命の人と出会ったときには、情熱的な想いを蓄積し、焦らず時を見極め、未来を引き寄せましょう。
まとめ 集約
- 愛しい人を妄想する”間”を持とう
- あなたの容姿を最大限に活かせる人格を手に入れよう
- 運命の人 = 情熱 × 忍耐 × タイミング
今回の記事は以上になります。
【菜根譚・味わい深いラブロマンス】が皆さんの恋愛のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
☆今日も貴方は素敵です☆